避妊

ペッサリー(避妊具)が普及していない理由

一般的によく知られている避妊具といてばコンドームです。

しかし、実は女性の側が装着するタイプの避妊具も存在しています。

それはペッサリーという避妊具です。

ペッサリーとは、性交の際に精子が子宮へ入る際の入り口、子宮口を塞ぐためのものです。

ペッサリーの避妊率は90%以上とされています。

ただし、子宮口に被せるようにして使うので、どうしても手間がかかり、さらには性交後8時間はそのまま装着していなければいけないのがネック。

これがコンドームほど普及していない理由です。

さらに、この避妊具は市販はされておらず、手に入れるためには婦人科などで医師の診察を受ける必要があります。

価格はそのクリニックや病院によって多少の差がありますが、おおよそ5000円前後とコンドームに比べるとかなり高いのです。

ただ、このペッサリー、一度購入すれば出産や中絶などで子宮口の大きさが変わらない限り、約3年間使い続けることができるのです。

トータルコストで考えると若干お得ですね。

ちなみにペッサリーの使用には精子を殺す効果のある殺精子剤が毎回必要になります。

この分の費用もプラスに考えなければいけません。

この殺精子剤もペッサリー同様に市販されていないので、購入の際は婦人科のあるクリニックや病院を利用することになります。