中絶

中絶・堕胎による母体への影響

赤ちゃんが出来ても産めない方や産みたくないという場合に、中絶手術は出来れば避けたいところ。

というのも、中絶・堕胎による母体への影響は後になってあらわれる後遺症があるからです。

最も多いのが不妊症になるケース。

手術後も細菌感染により子宮内膜炎や卵管炎を引き起こしたり、ホルモンの変調で月経異常がおこり妊娠しにくくなったりすると、不妊症になる事があります。

また中絶手術は人工的に子宮頚管をおし広げます。子宮内口の筋肉が弱まり妊娠しても流産する確率が高くなるのです。

中絶を1回した場合、していない人よりも3倍流産する確率が高まります。中絶を2回した場合は3.5倍で、3回以上中絶をすれば6倍のリスクがあると言われています。

それ以外には、胎盤が子宮口にかかって出来る前置胎盤です。

これは子宮腔にキズがあるとおこりやすくなるものです。

中絶手術をすると子宮腔はキズだらけになるので、前置胎盤にもなりやすいと言えます。

また、月経不順になるリスクも多いでしょう。

月経不順は手術の影響でホルモンバランスが崩れたり、子宮内で癒着がおこるケースが多々あります。

それにより、無月経や月経困難症や自律神経失調症などが引き起こる可能性もあるのです。

出産経験もなく、将来赤ちゃんを望むなら安易に中絶はしないほうが良いでしょう。

妊娠を望まないなら、まずは避妊をする事。自分の体を大切にするようにしましょう。